外断熱とは?

外断熱とは?

家を断熱するとき、今まではグラスウールなどの断熱材を外壁と内壁の壁空洞に、柱と柱の間に埋め込むように入れる内断熱でした。現在も新築の90%以上がこの「内断熱」を採用しています。

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【家庭内事故死】とは?


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家の役目は「家族を守ること」です。何から守るかといえば、
【雨・風・雪・台風・地震・虫・危険な動物・寒さ・暑さ・湿気・危険な人】です。つまり、安全に安心して暮らすことを願って住宅を建てます。

ところが、せっかく建てた住宅で病気になってしまうのが【シックハウス】という問題です。これは住宅内に発生する有害物質によって引き起こされます。これが大きな問題になってきたので、建築基準法が改正されました。

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【気密測定の目的】

明日は「地球民家オープンハウス」にて【気密測定】をおこないます。

この【気密測定】ですが、実施していない工務店さんもあるようですので、その目的について書かせていただきます。

(気密測定の様子です↓)
気密測定

【気密測定の目的】

・高断熱住宅は「高気密」でなければ、本来の性能を発揮しません。
 しかし、建築中の建物が本当に「高気密住宅なのか?」をチェックするのが【気密測定】です。

(解説)
一般的な住宅では、冬場、足元がスースーと寒いことを経験していませんか?
冬、家の中を暖めていても、部屋の上下では「温度差」が発生します。冷たい空気は重いので、足元がスースーと冷えてしまいます。
(足元が冷えるのが当たり前なので、「床暖房」が快適に感じることにもなるのですが。)

家の中の「温度差」を最小限にするために【高断熱住宅】にするのですが、家に隙間がたくさんあると(つまり、低気密)、特に冬場、高断熱住宅でも「冷気」が侵入して、上下の温度差が大きくなります。
そのため、「高断熱住宅」であれば、「高気密住宅」にする必要があります。

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【外断熱の地熱住宅】(エコシステム)の特徴

私達の「外断熱」は、外壁側の通気層だけでなく、室内側の床下からの通気層を確保してしています。ヒノキの生育に必要な70年は躯体をもたせたいためです。
また、地中温度を活用するため基礎外断熱していることが、他社との決定的な違いです。ですから、断熱材を土間コンクリートには施工しません。


★《外断熱》の目的★

構造躯体を長持ちさせるためです。

1. 床下〜壁空洞〜小屋裏への室内側通気層によって自然気流が生じます。土台や柱などの木部の呼吸や放湿が確保され、躯体の耐久性を高めます。
例:最も大切な土台は、四周が空気に触れるように工夫しています。それを可能にしているのは「基礎外断熱」です。

2. 床下〜壁空洞〜小屋裏への室内側通気層で、床下空気や湿気の垂直換気を確保して、床下環境をよくし構造躯体の耐久性を高めます。

外断熱住宅の通気


地中温度を利用するためです。

夏(冬)の床下地中温度を冬(夏)まで持ち越すために基礎も外断熱にします。基礎の外側から断熱すると、基礎や土間のコンクリート部すべてを蓄熱(蓄冷)体として活用することができます。冬はコンクリートと床下地中の温度に支えられた暖かい床下空気が、室内側の通気層を行き交って家中を包みます。夏は低温の床下地中温度に支えられた床下空気は床下システムによって吸い上げられて活用され、床下が除湿されます。

基礎外断熱


気密性を高め、夏の多湿・冬の乾燥から解放されるためです。

外断熱をすることによって断熱気密を途切れることなく施工することができるので、高い気密性を可能にします。高い気密性能は熱ロスを少なくするだけでなく、梅雨の100%近い湿気や冬の乾燥外気を効果的にシャットアウトすることもできます。気密性能は、湿度問題を解決するために、日本の温暖地にこそ欠かすことのできない要素です。高気密は室内に発生した湿気も効率よく排出します。