創刊号 (プロローグ)

★プロローグ★

「なぜ、住宅は必要なのでしょうか?」

【東北地方太平洋沖地震】、津波によって住宅が次々に流されている映像は、今も目に焼き付いています。
地震や原発によって、避難された方が学校や体育館で生活されている様子は連日テレビで報道されています。
今後、迅速に仮設住宅が続々と建てられることを祈っております。

これらの映像を観ながら、不謹慎な発言になってしまうかもしれませんが、「なぜ住宅は家族に必要なのか?」という単純な疑問が頭を離れません。

ただ単に「家族のプライバシーを確保する」ための家であれば、仮設住宅でも十分なはずです。(もちろん、寒さ・暑さを防ぐなど、家族の健康を守ることも重要ですが、大人数で生活せざるをえない避難所では、まずは【家族だけで暮らしたい!】
つまり、家族のプライバシーを確保することが最優先課題であると知らされます)

しかし、単に仮設住宅に移るだけで、避難されているご家族は【安住】できるのでしょうか?
仮設住宅は短期間の仮住まいであって、ず~と安住できる住宅ではありません。


原発により、避難することを強制されたご家族にとって、いままで住んでいた住宅は、単に日々を暮らしていくためだけに必要だったのではなく、地域のコミュニティーも含めて、家族の歴史が刻まれた非常に大切なものです。

その住宅には、両親と一緒に暮らした思い出、子供がだんだんと成長してきた喜びの記憶と記録が残されています。かけがえの無い宝物です。
東北地方太平洋沖地震によって、大切な住宅を失われたみなさんには心からお見舞い申し上げます。

<詳しくはこちらをクリック>

これから家造りを始める方向けのメルマガを発行します!【マーコとカズパパの家づくり物語】

平成23年2月11日、長野県長野市に建っている「寒冷地型地熱住宅」において地熱住宅セミナーをおこないました。
*その時の様子は下記をクリックしてご覧ください(↓)
寒冷地/長野市での【地熱住宅セミナー】はアツかったです!

それは長野市でおこなう2回目の地熱住宅セミナーでした。参加された方の中には「2回目」の方がいらっしゃいました。地熱住宅セミナーは、その内容が難しいためか(これは私の責任です。地中熱利用の原理原則を簡単に説明する能力が欠如しているからですね。深く反省しております)複数回出席される方が多いのです。

60代中ごろの方だと思います。その方から、セミナーがはじまる前に、このようなご注文をいただきました(↓)

「玉川さん、あなたもわかる通り、私はこれで2回目の参加です。前回の説明内容はよくわからず、納得できない部分もあったので、また参加しました。今回は【中学生でもわかるように】説明してください。お願いしますよ!」

一気に冷や汗が吹き出してきましたね(笑)。
当日、私の説明内容は、はたして「中学生でも理解できる内容」だったのでしょうか? 
帰りの新幹線の中で、自分が説明した内容を思い返していたのですが、残念ながら、中学生でも理解できるようにわかりやすくは説明できていなかったと反省しました。

今後、各地でおこなう地熱住宅セミナーでは、反省をふまえて、中学生でも理解できるような内容にしていきたいと強く思うのですが、それなら事前の準備が欠かせません。
そこで、地中熱利用の原理原則について、中学生でも理解していただけるための予行演習として、このメルマガを発行することにしました。

<詳しくはこちらをクリック>