【24時間換気システム】について

地中熱利用システムと24時間換気システム」についてご説明いたします。

まずは、「地中熱利用システム」と「24時間換気システム」の概念図をご覧ください(↓)
*画像をクリックすると拡大表示されます。

図の中で「赤色」で示してあるのが「地中熱利用システム」です。それ以外は「24時間換気システム(計画換気)」と「局所換気」(キッチン・ユニットバスなど)です。(私達が設置している「24時間換気システム」は特許も取得しました。)

<詳しくはこちらをクリック>

「二重サッシ」とは?

【質問】

「地熱住宅」には二重サッシが良いと書かれてありますが、それはペアガラス/複合サッシのことですか?
また、樹脂サッシや木製サッシではダメなのですか?
私は木製サッシが好きです。


(回答)
ご質問をいただきましてありがとうございます。
ご質問に関して回答させていただきます。下記をご参照ください。

1)二重サッシについて
・二重サッシは「ペアガラス/複合サッシ」とは違います。
 サッシが二重に設置してあります。
 (外側サッシ: アルミ枠 単板ガラス)
 (内側サッシ: 樹脂枠 単板ガラス)

<詳しくはこちらをクリック>

カビ、シロアリ等の対策について

【御質問】
カビ、シロアリ等に対しての強みを教えて頂けますか?

御質問をいただきましてありがとうございます。下記を御参照ください。

(カビ対策について)
・カビの発生要因ですが【湿気(水蒸気)】と【温度】となります。 また、カビが発生する場所としては
 「家の中=見える場所」
 「壁の中=見えない場所」

の2箇所が考えられます。下記の画像は「壁の中のカビ」です。

壁体内結露


それぞれについてお答えいたします。

<詳しくはこちらをクリック>

床下の蓄熱体(エコガーデン)

【質問】
現在の御社の工法で、基礎の地中深さはそれ程深くないと考えられます。その基礎の下により蓄熱量の高い層(たとえばジオシステムのグリ石層)や、伝導効率の高い材質を用いることを検討されたことはありますか?


【回答】

おっしゃる通り、基礎はあくまでも一般のベタ基礎に外断熱をしたシンプルなもので、地盤に20cmしか入っていません。(もちろん防蟻の対策を何重にもしています。)
地盤改良のためにグリ石は標準で使用していますが、蓄熱のためではありません。(ジオパワーシステムではグリ石を蓄熱のために使用しているようですが、その比熱は0.2kcal/kgで、コンクリート(0.2)や土(0.15〜0.2)とほとんど変わりません。)

<詳しくはこちらをクリック>

サーモプライ(気密層:ベーパーバリア=水蒸気を通さない層)をどのように施工するのですか?

【質問】

【外断熱の地熱住宅】では、サーモプライをベーパーバリア(=水蒸気を通さない層)として使用していますが、その理由は何ですか?

サーモプライ

【回答】

サーモプライ施工時の施工順序は以下の通りです。

(外側から)「外壁材+外壁通気層+タイベックシート(通湿・防水シート)+スタイロフォーム+サーモプライ+内壁通気層(構造体)」

スタイロフォームとサーモプライは密着しています。つまり構造体は室内に開放されていて木材の吸放湿が効果的に行える構造となっています。完全外断熱工法の素晴らしい点はここにあります。

<詳しくはこちらをクリック>

地下室の設置について

【質問】
地下室などを作ると更に、地中温と接する面積が増えると考えられますが、そのような場合の施工実績はありますか?またそのような場合にでも、現在の御社の換気システムで対応することは可能でしょうか?
地中コンクリート部分に、二重通気層を作ることは現在の木造の部分の工法では難しいと思うのですが、通気層を作る必要はないでしょうか?またその場合には、建物上部の通気層との連絡がなくなりますが、それで十分に空気が循環するのでしょうか?


【回答】

半地下室については数件の実績があります。換気(外気との空気の入れ替え)は弊社の独自の換気システム(特許取得)で対応可能です。
また、地下室や半地下室は、地中熱活用には非常に有効ですが、特に夏場の地中冷熱で起こる基礎コンクリート面の結露の対策には充分注意が必要です。

<詳しくはこちらをクリック>

床下に外気を入れないはずなのに、なぜ基礎パッキンを使っているのですか?

【質問】
ホームページ内にはよく「床下は室内と考える」とか「床下には外気を入れない」と書かれてあります。しかし、先日拝見した地熱住宅の現場では「基礎パッキン」が使用されていました。
基礎パッキンは床下に外気を入れるために使うものですが矛盾していませんか?

(画像をクリックすると拡大表示されます)

*床下の通気を良くする(つまり、外気をたくさん取り込む)ための部材:基礎パッキンについては下記のサイトをご参照ください。
キソパッキング工法の目的

<詳しくはこちらをクリック>

「地熱利用システム(床下システム)」は、停電の場合はどうなりますか?

【質問】
先日、完成見学会で「地中熱利用システム」(名称:床下システム)を拝見しました。システムは電気で動くのですね。そして、そのシステム用のコントローラーは「24時間換気システム」を制御していると聞きました。
そこで質問なのですが、停電の時はどうするのですか?

*参考情報:(下記をクリックしてご覧ください)
【地熱利用システム】を稼動させるのに、どれくらい電気代がかかるのですか?

<詳しくはこちらをクリック>

【なぜ?外側に断熱するのですか??】

【質問】
「地中熱利用」の部分を読んでいたところ、「地中熱を利用するには、建物を高断熱・高気密住宅にする必要があります」と書かれてありました。変な質問かもしれませんが、高断熱住宅の場合、外断熱工法に限らないのですか?内断熱(充填断熱)でも高断熱仕様にすれば良いのですか?


(回答)
す、するどい!!!
非常に鋭いご質問です。ありがとうございます。
確かに、「地中熱利用」だけを考えると、「基礎は外断熱が必要」ですが、建物部分は「内断熱:高断熱仕様」でも可能です。
内断熱(充填断熱)だけではなく、「パネル断熱」でも「ウレタンの吹きつけ断熱」でも大丈夫です。

<詳しくはこちらをクリック>

床下エアコン設置をお勧めしない理由

【質問】

地中熱活用住宅「エコシステム」では冬の住まい方として「床置エアコン」「床下システムによる生活熱活用」をお勧めしております。

これらは冬季の住宅内に上昇気流が生じることを活用し、地中熱活用住宅で効率よくお住まいになっていただくための方法です。
これについて、よくご理解いただけたお客様からは
住宅の一番下にある『床下』にエアコンを設置すればもっと暖房も床下蓄熱も効率よくできるのでは?
とご質問をいただきます。

しかし床下空間でのエアコン運転は室内での運転に比べ、逆に効率が大きく下がる可能性が高くなります。その理由として
「1.住宅外部への熱損失量が大きくなる」
「2.床下で暖房した暖気は壁空洞を伝わって小屋裏へ溜まり、床下を効果的に暖めることが出来ない」ことが上げられます。

「2.」については外断熱工法の特性としてご理解いただけると思いますが「1.」について「なぜ外部への熱損失量が大きくなるのか?」を下記にご説明いたします。

<詳しくはこちらをクリック>