70年後の子供たちに美林を遺しましょう!(私と一緒に檜/植林をやりませんか!)

*今回のイベントは、特に【すでに木曽東濃檜で家を建てたお施主様】と【日本の林業を活性化させることに御協力いただける方】向けの内容です。

★日時が決定しました ⇒ 平成23年4月24日(日) 午前★

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毎年、3月・9月・12月の3回、木曽東濃檜の山に入って「大黒柱」と「構造材」のため、東濃檜を立木の状態で選ばせてもらっています。
*詳しい内容については、下記をクリックしてご覧ください(↓)
木霊がいる檜の森に行ってきました!(イベントレポート)
イベントレポート:「大島さんの曾曾お爺さんが明治 39年に植えた東濃檜で家を建てるツアー」(平成22年3月14日開催)

今年(平成23年3月27日)も東濃檜の美林で大黒柱と構造材を選びます(↓)
「樹齢90年~100年の木曽東濃檜で家を建てるツアー」のお知らせです!(平成23年3月27日開催)

私達は山の人達にお世話になりっぱなしです。
そして、東濃檜を切るだけ切って、使用しているだけです。

このままで良いのでしょうか?


このままで良いはずがありません!
やはり、使わせていただいたので、植えないとダメなのではないかと。
林業は理想的な循環型ビジネスです。樹齢100年の檜/立木よりも、若い檜の方がどんどん二酸化炭素を吸収して成長します。そのため、地球温暖化対策を考えると、切っただけではなく、苗木を植え続けないといけないのです!
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樹齢100年の檜は立派で綺麗ですが、若木の方がどんどん温暖化防止のために働いてくれます。

昨年、仲間と一緒になって「良い家は良い山がつくる」を出版しました。
木曽東濃檜の家づくり「地球民家」がよくわかる本(良い家は良い山がつくる)

その本の序章に、ビルダーズシステム研究所/鵜澤泰功氏より、私達の使命に関する文章をいただきました。その中から一部を抜粋してご紹介します。


shokurin0008.jpg■「林業という人間活動」への視点
(前略)
林業家は子孫のために樹を植えます。まずもって自らのために植林することはありません。まるで一流の政治家や思想家のように、自らの身を傷めつけながら黙々と子孫のために樹を植えるのです。
現代の産業において、自らへの直接的で短期的な見返りを期待するのでなく、子孫のために投資を行い続ける産業が他にあるでしょうか。
林業という営みは産業活動というよりも人間活動といった方が近いのではないか、と私は思っています。まるで子育てのように、自らの生きた証を後世に受け継ぐために、林業は営まれているのではないか、と思えてならないのです。
一般にヒノキは70年、スギは50年程度のサイクルで伐採されます。現在、30歳の人が植えた木を自分で伐採して投資を回収するには、ヒノキですと100歳を超えてしまうことになります。とても自ら植えて自ら使うことはできないのです。つまり、私たちがヒノキで家を建てられるのは70年以上前の先人たちの人間活動の賜物だということです。
産業とは本来「投資と回収の循環」という経済活動です。林業を産業として見た場合には、70年先の投資の回収を夢見ながら、営々と植林や育林を続けるためのエネルギーを維持することは不可能です。
林業という営みは、人が子育てをなぜ行うのかという疑問を持たないように、人がなぜ樹を育てなければならないのかということに何の疑問もなく取り組んできた人間活動そのものだと思えてならないのです。
(後略)

*良い家は良い山がつくる(出版:アース工房) 序章より抜粋/ビルダーズシステム研究所/鵜澤泰功氏の文章より


そうです。私達とお施主様が使わせていただいた檜は70~100年前の人達自分のためではなく、出会うはずもない私達のために営々と育て続けられたのです。

御恩返し

尊敬すべき先人達へ恩返しするため、私達も植林活動をおこないます!

そこで、すでに東濃檜をご使用になったお施主様「70年後の日本に檜の美林を遺したい!」とお考えの人の中で、私と一緒に檜の植林をやっていただける方を募集いたします。

【募集内容】
(イベント参加対象者):
・100年前の林業家を尊敬し、自宅の建築で御世話になったことを恩返ししたいお施主様
・70年後の日本に美林を遺すため、決して出会うことのない未来の日本人のためにがんばっていただける方

(植林の時期): 平成23年4月24日(日) 10:00~13:30ごろまで【雨天決行】

(集合場所): 中央高速中津川IC出口にある駐車場 
*植林する場所はクアリゾート湯舟沢の近くの山です。
中津川ICにある駐車場に集合して、そこから全員で植林場所へむかいます。
*現地までの交通手段/費用については、全て参加者の方のご負担となります。

(持参していただく物):
・長靴(靴の汚れを気にしない方は不要)、軍手、タオル、昼食時の休憩用シートなど

(参加される方へのメリット):一切、何もありません
*千葉からですと、車で6時間程度かかります。行きも帰りも大変です。しかも、誰からも感謝されません。感謝されるとすれば、70年以上先になります。

(当日のスケジュール):
10:00 中央高速道 中津川IC出口集合
10:30 植林場所に到着/岐阜県森林組合連合会東濃支所の説明および注意を受けた後 植林
12:30 昼食
13:30 現地解散


このような内容の「トンデモナイ」イベントですが、参加される方を募集させていただきます。
そこで、このイベントに御協力いただける方は下記のフォームから至急お申込みください。


みなさんの活動が日本の林業を必ず立ち直らせると心から信じております!よろしくお願いします。

追伸:参加者がゼロの場合でも、私ひとりでも、植林に行くことを宣言いたします。

追伸2:ありがとうございます。本日(3月31日)現在、2組の方から参加のお申し込みをいただきました。ありがとうございます!!!