木霊がいる檜の森に行ってきました!(イベントレポート)

*平成22年9月18日に開催した「樹齢93年の東濃檜で家を建てるツアー」に参加してきました。その時のレポートです。


今回も「檜の山」に行ってきました。行く度に、ワクワクした気持ちになります。

・早朝5時に千葉を出発しました。まだ早かったためか、途中 全く渋滞もなく、一気に「中央自動車道 諏訪湖サービスエリア」まで行ってしまいました。

運転に疲れた目を休めるため、諏訪湖を眺めていて、横をふと見ると・・・。
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なんか看板に書いてあります。よく見ると・・・「恋人の聖地」???と書かれてあります。

なんじゃこりゃ???

施設の中に入ると、そこには「おやき」がたくさん売られていました。私 大好きなんです。

おやきと【恋人の聖地】との関係は・・・???
おやきを売っているおじさんと【恋人の聖地】とは何か関連あるのだろうか・・・???
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などと、ブツブツとツブヤキナガラ食べ終わり、途中の目的地である「昼神温泉」へ向かったのでした。
*後で調べてみると、「恋人の聖地」はけっこう有名で壮大なプロジェクトであるようです。サイトを拝見すると「【恋人の聖地とは】地域活性化・少子化対策」と書かれてありました。はい。たいへん重要なプロジェクトなのです。しかし・・・、「恋人の聖地」というキーワードに全く反応しなかった私は・・・。たぶん、20代のころだったら、きっと、その場で大騒ぎしたと思うのですが、来年50歳を迎える今となっては・・・。これを書いていて、少し寂しい気持ちになってきたのでした。

なんで「昼神温泉」に途中寄るのかというと・・・、本日の目的地である【地球民家モデルハウス】【恵北プレカット工場】に早く到着しすぎてしまうからです(笑)。首都圏の渋滞を避けるため早朝(5時!)に千葉を出発したのですが、そのままプレカット工場へ向かってしまうと午前11時前には到着してしまいます。そこで、途中にある「昼神温泉」で休憩することにしました。

・「昼神温泉」では、以前 一度だけ入ったことがある「湯っったりーな 昼神」に寄りました。大人一人500円です。安いし、のんびりできます。
ちなみに、最近私がはまっているのは「体温を上げること」です。「温泉」⇒「サウナ12分」⇒「水風呂」⇒「温泉」⇒「サウナ」の繰り返しです。サウナには3回入りました。そんなダラダラしたことをしているうちに2時間が経ち、昼食をすませてから「恵北プレカット工場」へむかいました。


・2時ごろだったでしょうか(記憶があやふやで・・・)、「恵北プレカット工場」に到着です。恵北プレカット工場では小栗理事長様に「東濃檜の乾燥方法」「プレカット方法」などの詳しい説明をしていただきました。(小栗さん、いつもありがとうございます)
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ちなみに、10月2日に「千葉市若葉区若松町」で上棟されるN様の檜材(東濃檜の梁です)が並べられていました。きれいな色です。(画像をクリックすると拡大表示されます)
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また、現在 千葉県君津市で地熱住宅を建築中のT様が恵北プレカットに依頼した「祝 地熱住宅竣工記念用まな板」の東濃檜も確保されてありました。(会社名が間違って書かれてあります・・・。エコホームです)
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*T様の地熱住宅は建築の様子を公開しています。詳しい内容は下記をクリックしてご覧ください(↓)
T邸 建築日記

朝早く出発したので、今夜は熟睡です。


○9月18日(土)
・朝9時すぎにモデルハウスを出発して、恵那市役所へ向かいました。恵那市役所で名古屋や長野からいらっしゃった参加者のみなさんと合流して、まずは構造材(土台・柱・梁など)に使用する檜の山へむかいました。

・恵那市役所から約1時間、蛭川という御影石の産地で有名なところへ移動です。
いたるところに、御影石などによるオブジェがありました。
山では、川邉さん(岐阜県森林組合連合会/参事。とっても偉い方です)から山や檜に関することをお話いただきました。(関係者の方達の様子をみると、川邉さんはすご~く偉い方であるようです。それなのに、いつもニコニコされていて、とっても頼りになる方なのです)


・次に向かったのが、本日の目玉イベントである「我が家の大黒柱を選ぶ!!!」です。ここは岐阜県の実験林であるため、手つかずの大径木がたくさん残されているらしいのです。
この実験林で、参加者のみなさんが大黒柱(原木)を選ぶのです。この場所は私も初めて来るところでして、なんだかワクワクしてきましたよ。
実験林を管理していただいている関係者の方達からお話を伺いました。
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・道路からは山の中が良く見えません。どんな山なのでしょうか?山に入る前に「抽選会」です。そうです、運命の抽選会。クジを引いて、そこに書かれてある順番に大黒柱(原木)を選んでいくのです。

・くじによって、参加者全員の原木が決まったところで、いよいよ山の中に入ります。道路の脇にはなにやら看板が。
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看板部分を拡大してみると(↓ 画像をクリックすると拡大表示されます)
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なんとっ!明治40年から実験林となっているそうです。
「●この木とともに一世紀● 明治40年金原明善翁来村以来・・・・」と書かれています。明治40年は1907年ですから、100年以上前から守り育てられてきた森です。
道路から一歩中に入ると・・・。(画像をクリックすると拡大表示されます)

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これほどきれいな山だとは・・・


うまく表現できないのですが、例えて言うなら、「映画:もののけ姫に登場するこだま」が住んでいるような森です。(注:写真に写っている人は岐阜県森林組合連合会の方です。こだまではありません、念のため)

h2209170046.jpg・この素晴らしい山で参加者ご家族が選んだ大黒柱用原木の伐採をおこないます。長期間、この素晴らしい東濃檜を育てられた山側の方達はちょっと複雑な気持ちなのかもしれませんね。まるで、かわいい愛娘をお嫁にだすような・・・。
目の前で大木が伐採される様子をみていると、本当に心から感動します。参加されたお客様全員が同じ気持ちで見つめていました。
産地で大昔から檜の山を守り続けていたみなさんに感謝しながら、それぞれのご家族が無事に原木を選び終わりました。


・大黒柱を全員が選んだ後、お楽しみの「きのこ汁ランチ」タイムです。
岐阜県森林組合連合会のみなさんが前日から準備していただいた「きのこ汁」です。最高のランチです!
(ちなみに、毎回毎回 きのこ汁をご準備していただけるわけではございません、念のため。今回はラッキーでした!)

・「きのこ汁ランチ」の後、広場では参加者全員(林業関係者の方も含めて)で意見交換会です(恒例となっております)
参加者の方からそれぞれご意見をいただきました。
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「我が家の大黒柱のため、100年間も守り育てていただきましてありがとうございます!」

「実際に、檜の山に入って感激しました。我が家の宝です!」

「伐採する時、山師の方が【ちょっと寂しい気持ちになります】と言っていたのが印象的でした」

などなど、貴重なご意見をいただきました。ありがとうございます。林業関係者の人達にとっては、かわいいわが子を嫁に出すような気持だったのでしょうか。(私も・・・十数年後には・・・、そんな時がやってくるのでしょうね、きっと・・・。     時間よ止まれ!)


・最後に記念撮影です。
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・山から降りた後、一路 千葉にむかったのでした。途中、「火事による通行止め」が中央高速であったりして、千葉に到着したのが深夜2時ごろだったでしょうか。
我が家に向かう途中、あまりにもお腹がすいてしまったため、お土産の「栗きんとん」(岐阜県中津川市の名物です。とっても美味しいですよ)を食べてしまいました。6個入りだったので、1つだけ食べようと・・・。

3個も食べてしまいました・・・。




翌朝、お土産の中をみた子供からは
「パパ、これっていったい・・・(後略)」
(栗きんとん、わが子はこの名物が本当に大好きでダイスキで)

そんなわけで、12月も、また、岐阜県中津川市まで行くことになったのでした。(めでたし、メデタシ)