エコハウス(基礎外断熱建物)の「床下カビ問題」を解決する方法とは?

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住宅エコポイント制度(新築版)の効果により、全国でエコハウスが続々建てられています。
特に、外断熱工法を採用した外断熱住宅が増えてきました。国の制度によって、外断熱住宅がどんどん増えていくのはうれしいですね!
制度がなくなったとしても、この流れは継続してもらいたいです。

外断熱住宅の場合、基礎の外側に断熱するのが温熱環境的には必須となります。

しかし、ここで注意が必要です。
基礎の外側を断熱すると、地域(及び建築する時期)によっては、「床下にカビが発生する」可能性があります。下記の写真をご覧ください(↓)

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カビが発生する理由ですが、基礎の外側(もしくは内側の場合でも発生している事があります)を断熱すると、冬は暖かくなって良いのですが、梅雨から夏にかけて、床下が外気/室温と比べて温度が低下します。冷熱です。だいたい、25度前後になります。
25度前後になるとカビが発生しやすくなります。

この原理を知っている工務店は「カビ対策」をおこなっています。床下部分を閉じ込めないようにしています。具体的には、床下に気流(空気の流れ)を発生させて、相対湿度が高くならない工夫をおこなっています。

多少のカビであれば特に問題にはならないのですが、カビが発生する原理を知らないで建てたエコハウスの場合、根本的に解決しない限り、カビは発生しつづけます。

私達の場合、「床下システム(地中熱利用システム)」を設置して、カビ対策をおこなっています。
*床下システムの夏モードは、「床下の冷熱利用」「カビ対策」のためです。床下システムの詳しい内容については下記をクリックしてご覧ください(↓)

「床下システム」(地熱利用システム)とは?

なお、すでに建ててしまったエコハウスにおいて、この「カビ問題」が発生して困っている方のために、【改修型地中熱利用システム】を提供しています。
さらに詳しい内容を知りたい方は下記のフォームからお問い合わせください。