【寒冷地(岩手県)でも地中熱利用のシステムは効果があるのか?!】を検証するプロジェクトがスタート!


「玉川さん、温暖な千葉で開発された地中熱利用システムは、本当に、寒冷地でも効果があるのですか?」

ホームページをご覧になった方、そして寒冷地の工務店さんからもよくいただくご質問です。

地中熱利用システムは、アイヌの伝統民家「チセ」の原理を応用したものですが、開発されたのは千葉県です。そのため、システム自体は千葉の気候風土に合わせて研究開発されたものですから、そのままでは全国各地の気候風土に合致するのかどうか、私もちょっと不安なところでもあります。そして、現在、北は岩手県から南は鹿児島県まで地熱住宅を建てる工務店仲間がいますので、それぞれの地域の気候特性でも地中熱利用の効果が最大限発揮できるようにするため、システムを動かすコントローラーを新規開発しました。
*新型コントローラーについては下記をクリックしてご覧ください。
地中熱利用システム(エコシステム)のコントローラーが新型になりました!

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しかし、本当にこれだけで十分なのでしょうか?

「それなら、岩手県で実験棟を建てて、寒冷地の気候特性に合致するシステムを開発したいのですが!」

岩手県一関市で地熱住宅を何棟も建てている「丸已建設」さんからビックプロジェクトの提案がありました。
丸已建設さんは岩手県で「経営革新」も承認されたがんばってる工務店です。

しかも、名門 一関工業高等専門学校の教授達も一緒に研究してくれるという鬼に金棒プロジェクトでもあります。
平成21年9月4日に第1回プロジェクト会議が招集され、私も参加してきました。

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(名門 一関工業高等専門学校/左側に映っているイケメンはプロジェクトメンバー:東西不動産ホーム 阿部氏)
*プロジェクト会議の様子は下記もクリックしてご覧ください(↓)
いよいよ始まりました~。寒冷地型 地中熱利用住宅のプロジェクト 
岩手県一関市で地熱住宅開発ミーティングに参加してきました 

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来年着工予定で、岩手県一関に地熱住宅の実験棟が建つのですが、寒冷地に適応するシステムを開発するため、各参加者が様々なテーマに取り組みます。例えば、

【寒冷地に対応する】
○最適な断熱材の選択
○最適な基礎断熱の仕様決定
○最適なシステム稼働条件及び配管等の設計
○温熱環境測定データのインターネットによる収集方法とその解析及びフィードバック

などなど、研究するテーマがたくさんあります。そして、丸已建設さんで研究開発した結果は全国各地の仲間達(特に長野県などの寒冷地で)にも提供されます。
第1回目の会合ですので、参加者全員が情報を共有するため、丸已建設さんが現在建築中の地熱住宅を全員で見学してきました。

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ちなみに、この地熱住宅は10月末までには完成するようです。
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一関工業高等専門学校/星教授・若嶋教授の全面的な支援により、寒冷地に適合する地中熱利用システムの開発がスタートしました。3か月に一度、一関市でプロジェクト会議が開催されますので、それらの様子をこれから順次報告したいと思います。


余談ですが、ホヤ 美味しかったです!
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