平屋の間取り(パート4) 夫婦別寝室

外断熱の地熱住宅(平屋)」は、団塊の世代前後の方が建てるケースが多いのですが、その際、私達が参考にしている本があります。それは、

定年前リフォーム

です。特に、ご夫婦おふたりだけの平屋を建てる場合、御施主様から詳しい話(特にライフスタイル/生活時間帯/趣味など)をお聞きするのは当然ですが、「定年前リフォーム」に書かれてある内容をさりげなくお尋ねしてみます。

ライフスタイルの違い(特に、活動時間帯の違い)は寝室をプランする際、最も詳しくお話をお聞きする部分です。

例えば、こんなご要望をいただきます。

1)夫婦の仲は良いのだが、寝室は別にしたい。気兼ねなく、ベットで遅くまで本を読みたい。
2)ご主人のイビキがうるさい。
3)ご主人は早く寝てしまうが、奥様は夜型。
4)しかし、別々の寝室は嫌だ。お互いの呼吸を感じていたい。

などなど、ご夫婦によって様々なご要望があります。
しかしながら、「仲のよい夫婦は主寝室で就寝する」的な発想もあるため、なかなか完全な別室にはされません。
*この点については、「定年前リフォーム」(63ページから67ページ)に解決方法が詳しく記載されてあります。

下記の間取りは、夫婦別室なのですが、あえて動線を重ねる(奥の部屋に入るには、手前の部屋を通ってから)プランです。
(画像をクリックすると拡大表示されます)
hiraya_fufu001.jpg
(地熱住宅/平屋 82平方メートル:約24.8坪)

最終的には、部屋間の仕切りのドア(引戸)はなくすことにしました。
夫婦ふたりだけの「平屋」をご検討されている方は、ぜひ一度、この「定年前リフォーム」をお読みください!