【建物外部からの物体の落下・飛来・衝突など】「隣家が空き家で困っています。屋根材が降ってくるからです・・・」

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お施主様宅の建物点検時、こんな相談がありました。

「隣家から屋根材が降ってきて困っています・・・」
「しかも、空き家であるため、修理してもらう事もできなくて、本当に困りました。先日は、屋根材(コロニアル)が雨戸に刺さりました。持ち主には連絡も取れませんし・・・、実に困っています」

確かに、屋根材(コロニアル)が落ちていました(↓)
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よくよく見ると、「棟板金」まで落ちていました。これは重症です。
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屋根をみると、残っている板金も脱落しかけています。
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隣家に人が住んでいて、しかも、火災保険に加入している場合、隣家/持ち主に、「火災保険で屋根を修理する事が可能ですよ」(風災です)とアドバイスして、修理してもらう事が可能です。

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しかし、「隣家が空き家で持ち主に連絡が取れない」もしくは「隣家が火災保険に入っていない。しかも、自費でなかなか修理してくれない・・・」という場合、泣き寝入りでしょうか。

いやいや、大丈夫ですよ。
このような場合でも、補償してくれます。
それが、【建物外部からの物体の落下・飛来・衝突など】という補償項目です。上記の画像の最後に記載されてある分ですね。
(後日、保険会社 担当者に確認してもらいました。OKでした)

助かりますね。
やはり、火災保険は加入した方が、明らかに、良いです。
(重ねて申し上げますが、私は火災保険の代理店ではありません。あくまでも、住宅のメンテナンスから考えての意見です)

このような事例は、保険会社や代理店の方が、もっと、堂々と、みなさんにお知らせした方が良いと思いますよ!