地熱住宅にお住いの「S様」からメッセージをいただきました。(ありがとうございます)

★地熱住宅にお住まいになっている「S様」が、下記の記事をお読みになって、メッセージを送ってくださいました★
 〇地中熱の利用方法について(環境省が発行しているパンフレットから抜粋)


玉川和浩様

ご無沙汰しております。神栖市のSです。

地中熱利用の環境省のパンフレットの記事、大変興味深く拝見させていただきました。

パンフレットはまだじっくり読んでいないのですが、チラ見しただけでエコホームズのシステムの優秀さと実績の素晴らしさを再認識でき、あたかも自分の住んでいる家が自慢されているような
錯覚を覚えました。

何が素晴らしいって、(以下は私の勝手な想像ですが・・・)

パンフレット3枚目の「地中熱とは」の説明で、「地中から地下200m」とは記載されていますが、
すぐ後に「10m以深の温度が安定している」と書かれており、その後の図解でほとんどのシステムはヒートパイプを地中に通す絵になっているため、地中熱は10m以深の熱利用なんだな、と読み手は誘導されてしまいます。

しかし!、その中に「熱伝導」が異端児のごとく鎮座されているではないですか!
このパンフレットの記載方法を見て私は思いました。
環境省や建築学会などは当初「熱伝導」は眼中になかったけど、エコホームズの努力と千葉県での圧倒的な施工実績で存在を認めさせたんじゃないかと。

それがこのパンプレットに結実しているのではないかと。

まだ宇佐美先生が説明会を開催されていたころ、地中熱利用住宅は建築学会では相手にされなかったけど、土木学会だか地質学会だかの地中熱に理解がある場では大いに関心を得られたと
お話しされていた憶えがあります。

今回の記事は、熱伝導の扱いは今でも基本的に当時と大差ないけれども、エコホームズの奮闘で無視できない存在に浮上してきたように感じて、とてもうれしくなりました。

私が熱伝導地中熱住宅がもっと知られると良いなと思うのは、とにかく設備が簡潔な点です。
初期投資、メンテナンス等、他の方式に比べとにかく低コストです。
低コストはその物が普及する最大の条件です。
その分効果が弱く、投資効果を今ひとつ実感できないのが普及の壁だと思います。
(温冷風がブワァーと吹き出してくるみたいな強い効果が無いので。)

でも、感じないだけで効果は確実にあるのだから、官公庁施設等に採用されて、このようなパンフレット等に写真付きで出るような機会があると、更なる普及の足掛かりになるかなと思います。

このパンフレットの記事は、10/23の日経新聞の記事で「地中熱利用促進協会」と言うのが存在するのをたまたま見て、エコホームズも会員なのかな?と思ってwebで確認した後に地中熱つながりでエコホームズのホームページを見て気付きました。

この協会自体は2001年から存在するようですが、再生可能エネルギーについては最近、急速に普及し始めたのでエコホームズもこの波に乗れると良いなと思っています。

Webで確認できる地中熱利用促進協会の会員にエコホームズはありませんでしたが、それもそのはず、この協会は地中熱ヒートポンプの利用を促進するもので、熱伝導は相手にしていないようです。

大手ハウスメーカーはヒートパイプ方式には商売の可能性を見て取ったようで開発や販売をしているところもありますが、戸建住宅に広く普及させようと思ったら熱伝導方式の方が圧倒的に可能性があるのは確実です。

伝導型地中熱活用住宅の更なる飛躍に向けて、私も応援しています。
ちょっと興奮して長くなってしまい失礼しました。