今からでも簡単にできる【日射遮蔽】について(夏を快適に過ごすためのグッズ)

shahei006.jpg【いまさら「緑のカーテン」をつくるのは間に合わないし・・・、しかし、夏の暑さをなんとかしたい!】
そんな方は、いますぐ、ホームセンターへ向かってください!簡単な方法で、しっかりと西日対策(暑さ対策)ができます。

また、
【「夏は涼しく、冬は暖かい家」と言われたので高断熱・高気密住宅を建てたのに、夏は暑くてたまらない・・・】とお怒りの方、下記の【日射遮蔽の方法】をぜひ試してください。涼しい家になりますよ!


【高断熱・高気密住宅なのに、「夏 とても室内が暑い原因」とは何か?】

何が原因だと思いますか?
原因は1つです!(まれに、24時間換気システムが停止していて、家の中の熱気が抜けない事もありますが。そちらもチェックしてみてください)

それは、「日射が家の中に入り込んでいる」からです。
時間帯によって、下記の理由によって、日射が家の中に入り込んでいます。

○午前中
・東側から日射が家の中に入り込みます。
・家の西側に、日射を反射するようなタイプの家(外壁材)が建っている場合、西側からも家の中に日射が入る場合もあります。

○午前中から午後2時ごろにかけて
・太陽の高度が高くなってくるため、直接 日射が家の中には入りません。ただし、【照り返し】によって、入ってくる場合があります。リビングの前(庭)に、コンクリートによる「犬走り」などがある場合、日射がコンクリートを熱し、その熱が輻射によって、室内に入り込みます。

○午後2時すぎから夕方にかけて

・西日が家の中に入り込みます。
・また、東側に日射を反射するようなタイプの家(外壁材)が建っている場合、東側からも家の中に西日が入る場合もあります。

高断熱・高気密住宅に限らず、一般の住宅(マンションも含めて)でも、上記と同様に、あらゆる時間帯に【日射】が家の中に入り込んできます。
そして、日射が入り込むと、日射があたっている部分で熱を発生させます。この熱によって、家の中が暑くなります。

余談ですが、トップライト(天窓)が設置してある住宅では、あらゆる時間帯に屋根から日射が入り込みます。
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明るい家は楽しいのですが、明るい(日射がサンサンと降りそそぐ家)は、夏は暑くなります。
*その分、冬は日射によって暖かい家になりますから、これが悪い事なのではありません。

そこで、暑い夏の間だけ、この日射をカットする工夫が必要なのです。
それが【日射遮蔽】です。

上記でおわかりの通り、あらゆる方位(東・南・西・屋根)の窓に日射遮蔽対策をおこなうと、家の中が暑くなくなります。
つまり、窓(ガラス部分)から、何らかの方法で、日射が入り込まない工夫をおこないます。

最近、流行しているのが「緑のカーテン」です。
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*緑のカーテンについては、下記もご参照ください(↓)
日射遮蔽は「緑のカーテン」で!

「緑のカーテン」
だけではなく、東側と西側に落葉樹を植えて、落葉樹の葉によって日射をさえぎる事も良い方法です。
*落葉樹ですから、冬になると葉が落ちて、今度は暖かさの素になる日射が家の中にはいれるようになります。

しかし、マンションや、家の周囲に落葉樹を植えられない場合、そして、2階の窓やトップライト(天窓)などは「植栽」によって日射遮蔽をおこなう事ができません。
そこで、登場するのが「ヨシズ・スダレ」です。ホームセンターへ行くとたくさん売っています。
窓に設置するための専用の金具も売っていますが、私のオススメは、小さな窓の場合、クリップでスダレを窓に設置する方法です。下記をご覧ください(↓)

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簡単にスダレを設置できます。

しかし、外側からうまく設置できない2階の窓天窓(トップライト)などはどうしたら良いでしょうか?
外側からは日射遮蔽ができません。

そこで登場するのが、板状の断熱材です。下記のように、窓の内側から断熱材をはめ込んでください(↓)
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それでは、この板状の断熱材はどこで調達するのか?
最近のホームセンターでは、板状の断熱材が販売されています。
当社の近所にある「ビバホーム」で調べてきました。

・ちはら台にあるビバホーム
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・資材館に入っていくと、奥の方に断熱材売り場があります。
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事前に、窓の寸法を測っていってください。係の人に頼むと、窓の寸法に合わせて断熱材をカットしてくれるはずです。
20ミリ程度の厚さの製品であれば、自分でもカッターで切れますが、できれば「50ミリ」の厚みの物を設置したいので、カットしてもらった方が良いと思います。
*日射遮蔽が必要な窓は何箇所もあるはずです。費用がかかっても、お店の人に頼んでカットしてもらった方が良いですよ。

後は窓にはめ込むだけです。
家の中は断熱材によって暗くなりますが、かなり暑さが軽減できるはずです。
(全く暗いのが嫌であれば、少し隙間が空くように断熱材をカットしてもらえば良いと思います。窓ガラスの「4分の3」だけでも効果は大きいですよ)

ホームセンターでよく販売されている「熱線反射フィルム」よりは安価ですし、効果は熱線反射フィルムよりも大です。

「とにかく家の中が暑い・・・」
とお悩みの方、ぜひ一度、この方法を試してください。