築34年の住宅ですが、リフォームでも地熱利用はできますか?

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【質問】

現在、築34年の住宅に住んでいます。
基礎まで外断熱をするのはリフォームでは無理ではと思えるのですが?
また地熱利用は最近聞きますが一般の家にリフォーム時に利用が可能でしょうか。
また土間コンクリートがなくても地熱利用は可能でしようか?

(回答)
・はい。お住まいになっている住宅(既存住宅)でも地中熱利用は可能です。
建物を調査してから詳しくご報告いたしますが、原則として、下記の工事が必要になります。

1)耐震補強工事(昭和56年6月1日よりも前に建築確認を受けて建設された住宅の場合)
・昭和56年(1981年)6月1日より、建築基準法における耐震基準が大きく変更されました。6月1日以降に建築確認を受けて建設された住宅(約築32年弱/平成24年3月現在)は、耐震補強工事等は必要ありませんが、それよりも前に「建築確認を受けて」建てられた住宅は耐震補強工事が必要になります。築34年建物ですと耐震補強工事が必要になります。

・耐震補強工事は、「構造部分」「基礎部分」の補強が必要です。

・構造部分の耐震補強については、現場調査後、詳しくご提案させていただきます。

・一般的な基礎補強は、「既存基礎にあらたに基礎を造る(補強)する方法(内側もしくは外側)」ですが、私達の場合、別の方法で基礎を補強しております。
具体的に申し上げますと、「炭素繊維シート」を基礎に貼りつけ、強度をアップします。
*三共アメニテクス社でおこなっている基礎補強方法を採用しております(↓)

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詳しい内容は下記をクリックしてご覧ください(↓)
家屋補強工事 (基礎コート) 炭素繊維補強 (三共アメニテクス)


2)基礎の断熱工事(基礎の外側に断熱材を貼ります)
・私達がおこなっている断熱改修工事においては、建物部分だけではなく、基礎の外側も断熱をおこないます。

(下記の写真は新築時のものです。外側の白い物が基礎用断熱材です。画像をクリックすると拡大表示されます)
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・断熱材の外側/地中部分に、基礎外断熱専用のシロアリ防除工事(タームガード)を設置します。
*タームガードについては、下記をクリックしてご覧ください(↓)

基礎外断熱用シロアリ防除工事(タームガード)

(画像は、基礎外断熱材専用シロアリ防除工法:タームガードの配管が設置してある様子です。画像をクリックすると拡大表示されます)
 
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・敷地廻りの状況にもよりますが、現場調査の結果、敷地廻りに余裕がある場合、下記の敷設断熱をおこないます。(右写真は新築時の敷設断熱の様子です。画像をクリックすると拡大表示されます)

*敷設断熱に関する詳しい情報は下記をクリックしてご覧ください(↓)
寒冷地での基礎断熱について(敷設断熱について)

寒冷地での「断熱改修工事+地中熱利用システム」では、この敷設断熱をおこないますが、敷地廻りの状況によっては、施工できない場合もあります。また、寒冷地以外の地域においても、この敷設断熱をおこなう方がベターです。


3)建物部分の断熱工事
・建物部分の断熱強化(工事)としては、下記の3方法の断熱工事があります。

1.建物部分の外側(外壁の外側)から外断熱工事を行う。
ただし、外壁材の劣化程度によっては、工事ができない場合があります。

2.外壁材を剥がして、構造材の外側から外断熱工事を行う。
外壁材の劣化が激しい場合はこの方法を採用します。

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(上記写真は、構造材の外側に断熱材を張っている様子です。青い色のものが断熱材です)

3.壁の中に、発泡系断熱工事を行う。
外壁材の状態が良く、さらに、工事費用を低減するための方法です。下記をクリックしてご参照ください(↓)

中古住宅を「高断熱・高気密住宅」へ変身させる!(省エネリフォーム工事)

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(画像は、構造材の間に発泡断熱工事をおこなった様子です。画像をクリックすると拡大表示されます)


4)開口部の断熱強化(内窓設置など)

・建物部分の断熱強化だけでは不十分です。壁部分は断熱を強化することができますが、開口部(窓)も断熱強化、及び気密性能を高める事が必須です。

・そこで、既存の窓に「内窓」を設置していきます。特に、出窓は必須です。

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(写真は、既存の窓/サッシに内窓を設置している様子です。設置は短時間で終了します。画像をクリックすると拡大表示されます)


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(写真は、リビングの掃き出し窓に内窓を設置したところです。ガラス面積の大きな窓は特に効果があります)

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(写真は、出窓に内窓を設置した様子です。出窓は上部/下部共に断熱されていない種類のものが多いため、出窓部分の内窓設置は必須です。画像をクリックすると拡大表示されます)


一般的には、上記の工事までで【断熱改修工事(省エネリフォーム)】は終了なのですが、私達はこれでは不十分と考えます。
【24時間換気システム】の設置が必要だと考えます。

いままでお住まいになっていた住宅は建物部分及び窓周りに隙間がありました。その隙間によって自然換気(隙間風ですね)がおこなわれていました。
しかし、上記の断熱工事をおこなうと、結果として、高気密住宅(隙間が少なくなります)になりますので、隙間風による自然換気がなされなくなります。

そこで、【24時間換気システム】の設置が必要になります。


5)24時間換気(全熱交換型)システムの設置
・換気によって熱が逃げる(冬、室内の暖かい汚れた空気と、外の寒い新鮮空気と入れ替える際、室内の熱が逃げてしまいます)事を防ぐため、【熱交換】を行う換気扇を設置します。

私達が良く利用するのは、下記の換気システムです。

インヴェンター
 
*インヴェンターについては、下記もクリックしてご参照ください(↓)
省エネリフォーム(断熱改修工事)に最適な「24時間換気システム」を見つけました!


6)改修型地熱利用システムを設置します。
・上記で断熱改修工事(省エネリフォーム)部分は終了となります。
そして、地中熱利用システム(改修型)を設置します。

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(写真は、関西で地熱リフォームを数多く手がけている「池田住宅建設」さんの設置事例です。床下から2階上部の間に管を通します。床下と室内部分の空気の流れを確保するための設備です)

*改修型地中熱利用システムについては、下記をクリックして詳細をご覧ください(↓)
改修型地中熱利用システムとは?


これで、現在お住まいの住宅(既存住宅)での【地熱リフォーム(断熱改修工事+地中熱利用システムの設置)】が完了です。

なお、「土間コンクリートが無い状態」(布基礎)の場合ですが、土間コンクリートがなくても地熱利用は可能です。

・ただし、土間の蓄熱性能を利用した方が、よりベターに地熱利用ができます。

・また、夏場、地熱を利用するため、床下の温度が低下します(冷熱)。これにより、床下の相対湿度が上昇し、床下にカビが発生する可能性があります。
これを解決するため、改修型地熱利用システムを設置するのですが、この場合、下記の処理が必要になります。

●床下の防湿処理(地中から湿気が上がらないように、防湿シートを床下全面に敷き、その上からコンクリートを流し込みます。

・そのため、床材を剥がして、床下にコンクリートを流す事をおこなった方が、よりベターであり、床下のカビ対策を考えると、必須作業であるといえます。


今後は、「お住まいの建物を解体して新築する」ばかりではなく、既存住宅をより快適にするための【断熱改修工事(省エネリフォーム)】がより必要とされる時代になると思います。
その際、改修型地中熱利用システムを設置すると、地中熱を利用できる住宅になります。これは、最近のエコハウス(基礎外断熱住宅)で問題になっている【床下のカビ問題】を解決する事にもなりますので、一緒に設置する事になります。

最後までお読みいただきましてありがとうございます。
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