地熱住宅 温度測定結果 (千葉県八千代市 S邸)

地熱住宅 温度測定結果 千葉県八千代市 S邸

「千葉県八千代市 S邸」では、S様の全面的なご協力をいただきながら、長期に渡って温熱環境の測定を実施しています。

「地中熱利用」をさらに効果的にするため、下記の工夫も取り入れていただきました。

ソーラーウォール
太陽熱を温風に変換する「アルミ板」(=ソーラーウォール)を設置してあります。

ソーラーウォール


●エコガーデン
冬場、室内側に取得する日射(熱)をより一層効果的に利用するため、土間を造ります。(仕上げはタイルを貼ってあります。) 土間コンクリートは蓄熱量が多いので、日射熱を蓄熱してくれます。そのため、日射が入らなくなる時間帯でも、そこから放熱してくれるのです。

エコガーデン

温湿度の測定には欠かせない装置が2台設置してあります(↓)
温湿度の測定

他にも多数の「おんどとり」(温湿度の測定・記録)が設置してありまして、定期的に測定データを保存しに伺うのですが、毎回・毎回、S様に長時間に渡ってご協力をいただいております。(ありがとうございます!)

S様は、ほぼ毎日、住宅内外の温度を記録されています。下記をご覧ください。(S様の記録用紙です)
温湿度の測定結果


それでは、測定データをご覧ください。(それぞれの画像をクリックすると拡大表示されます)

1)2002年 4月1日〜2003年 3月31日

stei 20020401a.jpg


このグラフは、1時間ごとの1年間の測定温度をそのまま打ち出したものです。 一年間の温度差〔振幅)は、外気温が40℃以上ありますが外の地下10cmは25℃弱、地下1mは15℃程度です。床下の地下10cmの1年間の温度差(振幅)は5℃程度で、床下の地下1mは3℃強しか温度差がありません。
室温は、夏は27℃以下冬は18℃以上で、1年間の温度差は9℃以内です。
1日の室温の温度差は2℃〜3℃であることがピンクの線の長さでわかります。
床下は、夏は暑さの、冬は寒さの影響を受けやすいことを示しています。

2)2003年 7月10日〜2004年 7月20日

stei 20030710a.jpg


両方のグラフにおいて、冬場(1月〜3月)をご覧ください。
「床下(基礎)土間表面」の温度よりも、「(地熱住宅)基礎下10センチ」の方が温度(地温)が高いのがお分かりになると思います。さらに、「(地熱住宅)基礎下10センチ」よりも「(地熱住宅)基礎下1メートル」の方が温度(地温)が高いのです。

熱は高い方から低い方へ移動しますので、このグラフの結果から、「地熱住宅」においては、基礎下の地中から基礎へ熱が伝導しているのがおわかりになると思います。

別の地域(成田)での測定結果を図に表したのが下記のものです。(クリックすると拡大表示されます)

上記の図でも明らかですが、建物/床下(基礎)の底面(表面)の温度よりも、その下の地中温度の方が高いのです。地中から床下へ熱が伝わっている様子です。

地熱住宅開発のメインスタッフである「宇佐美さん」が、このことをさらに詳しく語っています。
下記をクリックしてご覧ください(↓)

床下の地中温度はどうなっているのですか?

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