【家族を守ること】

以前、「防犯対策セミナー」を受講した時、防犯の専門家からこんな話を聞きました。

先生「みなさん、泥棒がどんな格好をして街を歩いているかご存知ですか?

昼間でも空き巣狙いはありますので、当然、泥棒も歩いて移動している/車から降りて住宅まで歩いている/侵入しようと狙った家を調査している/時は、いろいろな人に見られているわけです。

そのため、泥棒のイメージである「風呂敷包みを担いだひげ面のオヤジ」ではないのはわかるのですが、やはり普通の格好をしているのでしょうか?

先生「現在の空き巣は、日中、会社員を装ってスーツを着ています。ビジネスバックに、侵入するための道具を入れています。また、宅急便屋さんの制服を着て玄関まで堂々とやってくる強盗も発生しています。

どうも格好だけでは「不審者」と見抜くことはできないようです。

友人の話では、「自分が在宅している時に宅急便屋さんが来ても、必ず居留守をつかう。強盗かもしれないからね。一度、【ご不在連絡票】を入れてもらい、こちらから電話して、また届けてもらう」

こんな時代なのです。

こうなったら、自分の家族は自分が守るべきです。
近所のことを気にするのは、その次ですね。
特に、昼間の強盗は「高齢者世帯」を狙うそうですから、十分注意が必要です。先日、OB施主様から、こんな連絡をいただきました。


「最近の泥棒は恐ろしいねぇ〜」
「私達の村全体が強盗被害にあったんですよ。しかも昼間、堂々と、泥棒が玄関から家の中に入ってきて。今まで、ろくにカギをかけていなかったけど、それではすまない世の中になったね。」


私は、「防犯の基本」は、「まずは自分の家を守る」ことだと思います。
言い換えると、言葉は悪いのですが、「私の家は入り難いですよ。横の家の方が簡単ですよ。だから、私の家に入るのをあきらめてください!」と泥棒に知らせることが重要です。
(表現がきついのですが、簡単に言うと、こうなります。)


以前、セコムのシールが高値で取引されたことがありました。
この「セコムのシール」は、泥棒に対して「ここはセコムが設置してありますよ。入るのが面倒ですよ。だから、他の家に行った方が楽ですよ!」というサインだったわけです。

ところが、そこには「心の隙」が発生します。家族の方が「セコムに入っているから、これだけで安心だろう!」と心に隙ができてしまうわけです。

最近の泥棒は、侵入してから10分以内には逃げてしまうようですから、セコムの警備員さんが到着する前に逃げることが可能な場合があります。

誤解されると困るのですが、私はセコムが好きです。お施主様にもお勧めしています。ただし、「セコムだけで安全」だとは言い切れない状況に治安が悪化してきたわけです。

そこで、もっと進んだ防犯対策としては:

1)物理的・視覚的に「泥棒に侵入するのをあきらめてもらう」こと
2)それでも、もしも、泥棒が侵入した場合、「第三者に警報を発する」こと(つまり、セコムなどですね)

全ての方が、上記2点を導入すると、総体的に【泥棒被害】が減るはずです。

例えば、1)の対策として【防衛くん】をお勧めしているのです。

こちら(↓)の写真をご覧ください。

究極の防犯グッズ

これは、どうみても【鉄格子】です。まるで「刑務所」に入ったみたいです。室内の雰囲気をぶち壊します。

ただし、窓の外から見てみてください。泥棒があきらめる効果はあると思います。


皆さんも「防犯対策」について、どんどん詳しくなっていただきたいのです。
ご家族を守るのは、【あなた】です。