「最愛の家族は自分で守る!」ために、絶対知っていなければならない【防犯対策】について

「どうも、最近は凶悪犯罪が増えてきたような・・・。気のせいかな。」
などと考えていました。あなたはどう感じていますか?

新聞・テレビを見るたびに、強盗・拉致・監禁・殺害というニュースが目に付きます。警視庁管轄内の東京都では、「侵入窃盗」の発生件数が、1997年12 万件だったのが、2002年には18万件にもなっています。その一方で、検挙率は年々低下し、1997年には78%だったものが、2002年には何と! 27%にまで落ち込んでいるのです!日本の長所であった「水と安全はただ!」という神話は崩壊しました。

最近は、泥棒が凶悪化してきており、家人が在宅しているからといって安心できません。むしろ、在宅時に被害に遭うのが最も怖いのです。

このように凶悪化してきた犯罪から、最愛の家族を守るためには【防犯対策】を徹底的におこなうしかありません。しかし、いろいろと出回っている【防犯住宅】の対策方法を見てみると、一戸建て住宅の防犯対策として「防犯ガラス」「ピッキング防止玄関キー」の設置程度しか対策されてありません。もしくは、セコムなどの警報設備だけで満足してしまいます。それは大きな間違いです。

一戸建て住宅の場合、玄関からの侵入よりは、窓ガラスを割って侵入する方が多いのです。ですから、「玄関鍵」の対策だけではなく、防犯ガラスの導入もしなければいけないのです。ここまでは当たり前の対策です。しかし、泥棒の侵入手口は日々進化してきています。

例えば、「焼き破り」という方法では、「防犯ガラス」「防犯フィルム」は役に立ちません。すぐガラスを破られてしまいます。

設備を単品だけ導入するのではなく、総合的に【防犯対策】を考えるべきです。

また、「田舎であれば、防犯対策なんて必要ないでしょ。周りには、不審者はいないだろうし、変な人がいれば目立つもの。」なんてお考えの方、それは間違いです。なぜ間違いかといえば、

〇最近の泥棒は、スーツ・ネクタイ着用で、泥棒用具はアタッシュケースの中に入っています。訪問販売のセールスマン風ですから、不審者には見られません。
〇泥棒軍団が、都市部から、防犯意識の低い「田舎」に移動してきています。

つまり、「田舎であれば、防犯対策なんて必要ないでしょ。周りには、不審者はいないだろうし変な人がいれば目立つもの。」なんて考える心の隙間につけこんで、泥棒が田舎にまでどんどんやって来ているのが現状です。

【防犯対策のポイントは4つです】
1. 音:「窓ガラスを破る」「ピッキング」に対して「音」で威嚇します。
2. 光:特に、家の前に駐車している車の防犯対策は「人感センサー付ライト」で威嚇します。
3. 侵入時間を長くさせる
4. 近所の目

1〜3までは防犯機器(照明設備も含む)で対応できます。しかし、意外と対処を怠ってしまうのが「4. 近所の目」です。普段のご近所づきあいも大切ですが、どんなに隣の人と仲良くなっていても、家の周りを塀などで「目隠し」してしまっていては、効果がなくなります。泥棒にとって「身を隠す」場所を確保することになってしまいます。
また、田舎暮らしであれば、ご近所がすぐそばにいない場合もありますね。

そこで、防犯対策を考えると「外構=家の外回り」が重要になってくるのです。


★オープン外構のススメ★

以前は、プライバシーを重視して、家の中をノゾキこまれない外構が多かったのですが、これだけ治安が悪化してしまった現在では、プライバシーを捨てて、家族の安全を優先すべきです。
泥棒だって、侵入するところを見られる危険をおかしたくないのです。
そこで、閉鎖的な塀を壊して、オープンな外構を工事される方が増えてきました。やはり、家族の命が優先ですからね。

そこで、家の敷地周りは塀などで囲わないようにして、中が丸見えにした方が良いのです。そして、「防犯ライト」「建物周りに砂利を敷く⇒周りを泥棒が歩くと音がします」などが有効な手段になります。

防犯ライト

オープン外構


次に重要なのが、窓(ガラス部分)の対策です。一戸建ての場合、玄関から入るより、窓からの侵入が多いのです。クレセント(サッシの鍵)をあけるため、その部分のガラスを破ります。防犯ガラス・防犯フィルムを対策していても「焼き破り」という方法ですと、1〜2分でガラスを破ってしまいます。
これに対応するには「補助錠」があります。安価である上に効果的です。
*詳しい内容は警視庁のホームページをご覧ください(↓)
  【空き巣の防犯対策


しかし、これらの製品を設置したからといって、防犯対策が万全とは言えません。周りの環境・ご近所の関係・敷地形状が違うと、それぞれ個別に防犯対策を考える必要があります。つまり、重要なのは、【防犯対策に関する情報】をたくさん知ることです。

参考になるサイトを掲載しますので、こちら(↓)もご覧ください!

警視庁のホームページ

泥棒撃退診断

住まいの情報発信局:住宅の防犯