【はじめに】

私の好きな言葉に「有難い(ありがたい)」というのがあります。
「難があることがうれしい」
そういう意味です。

困難・災難に遭遇し、それを解決することに喜びが生まれます。
 
日本には四季があります。
夏の暑さ、冬の寒さがあることによって、春と秋が快適な季節と感じることができます。
ですから、日本に生まれたことを「有難い」と感じています。
過酷な「夏」と「冬」があるから、「春」と「秋」が有難いのです。

13年程前に、マレーシアに3年半ほど生活していました。
ご存知の通り、マレーシアは熱帯地方です。1年間を通じて「暑い」だけの気候です。
マレーシアでは「冬が恋しく」感じていました。

しかし、日本に暮らしている今は「冬が嫌い」です。この嫌いな冬があるから春が好きになります。

心から愛する娘が、私と同じ年齢になる40年後に、日本が今と変わらず四季を迎える環境であることを心から願っています。
私達の家づくりが、地球環境を守る、温暖化を防止することに少しでも貢献できることを信じて、これからも【地球民家】【地熱住宅】を全国各地に普及していく活動を続けていきます。

私達が提唱している内容が、みなさまの参考に少しでもなれば、結果として、地球環境を守ることにつながると確信しています。                            

そして、40年後も、愛娘が日本の四季を楽しんでいることになると信じています。
60年後に、娘が「お父さん、頑張ったね」と思い出してくれたら、どんなにうれしいことでしょう。

子供達の未来にも責任を持つのが私達の義務です。このホームページをご覧になったあなた様に心からお願いがあります。

一時の流行や、低価格だけで、家造りをお選びになることが悪いとは思いません。
ただ、40年後の地球環境を考えて、今 私達が精一杯できることもご検討ください。
土に還ることが可能な「自然素材=木・土・石」をできるだけ利用しておこなう家造り、そして、自然エネルギーを限界まで利用する家造り、そういった選択肢もあることを知ってください。

自然素材をたくさん利用すると、手入れが大変です。
無垢の床は、醤油をこぼせばシミになります。反ったり、割れたり、隙間があいたりします。
天然塗料を定期的に塗ったり、自然素材のワックスを塗ったりと手間ばかりです。
家の中の塗り壁(珪藻土・シラス素材)は割れが発生します。補修も自分でおこなう必要があります。ウッドデッキは、2~3年に一度は塗装が必要です。

新建材(フローリング・塩ビクロスなど)を大量に利用すれば、そんな面倒なことは必要なくなります。価格だって、新建材の方が安価です。大量生産できるからです。

でも、自然素材は、家族の健康にとって有害な物質は一切含んでいませんよ。

家は、本来、家族を守る役割を担ってきました。そして、私達(父親)もまた家族を守る義務をDNAの中に秘めています。人類が発生して以来の役割です。
それを、無理に忘れてしまっている父親が増えてきているのではないですか?

実は、私も「家族を守る義務を忘れた」一人でした。娘が生まれるまではそうでした。(奥さん、ゴメン!)だから、みなさんにも気付いて欲しい! 
昔、NHKで観た「大草原の小さな家」にでてくるお父さんの姿を思い出して欲しい!

私達も自然の一部です。私達が利用するために「自然エネルギー」があるのです。それを利用しましょう。地中熱は太陽エネルギーが素になっています。

このホームページを読んで、何か感じた方がいらっしゃれば、ぜひ、私までお便りをください。
あなた様の声が「私の元気の素」になります。重ねてお願い申し上げます。


今回、私達が到達した【地球民家】という家造りを大好きになってくれたS様、本当にありがとうございます。感謝・感謝です。
また、オープンハウスとして公開させていただくことをご許可いただきましてありがとうございます。そして、このようにホームページでも公開させていただきまして重ねて御礼申し上げます。

遠くにお住まいのS様ご一家が建築状況を確認していただけるように、できるだけこまめに写真を掲載していきます。「コメント」を利用して、私達にメッセージを送っていただくとさらにうれしいです。
これからもよろしくお願いします。


最後までお読みいただきまして誠にありがとうございます。

「日本で一番働くスーパー婿さん,通称タマチャン」
玉川和浩